梨改め京成直通初の更新車8816編成

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【B幕編成を細かい目で見てみると・・・】これぞ先頭車化改造された痕跡らしきもの+先頭車化改造車のお話

一昨日、昨日と会社からの帰りにいつも乗ってる時間のに2日続けて先頭車化改造編成で幕式のままという「B幕」編成に遭遇乗車することができました。

一昨日の乗車編成(8804編成)

 

昨日の乗車編成(8808編成)

外見上ではどちらも同じような仕様に見えるようですが・・・?8800形B編成のグループでは先頭車化改造されたクハはどの辺で運転台部分を接合したのかが気になって・・・?

 

一昨日、突然気が付きました。乗務員室直後の床に床材までも接合した跡があることに。

8804編成

乗務員室寄りの床の色が少し濃いめです。

 

8808編成

こちらは接合した跡の線は見えるものの床の色は客室部と同じです。8両編成時代中間車だった車両(クハの種車はすべてサハ)の運転台部分を接合した場所はこの床にある接合線だったことは明らかです。参考までに元からクハだった車両の同じ部分の写真も載せてみます。

元からクハだった車両の乗務員室直後

写真は京成直通非対応編成のうちの某編成です。乗務員室直後の床の接合線はありません。昨日の帰りに乗った8808編成の乗務員室直後の床を元からクハだった車両の床を撮影したものをデジカメで見比べてみたほどです。

 

ちなみに同じB編成でもリフォーム工事を施工された8812と8816の両編成では改造時に床材を全面的に張り替えられたので乗務員室直後の接合線も消滅してます。

 

新京成8800形で行われた先頭車化改造、JRでは国鉄時代末期からの短編成化施策の影響で115系などを中心に多数改造されたり、205系でもJR東日本で山手線から編成両数の短い南武線や同支線(通称浜川崎線)、鶴見線仙石線などへ転用された際にも普通鋼製車と比べ改造が困難なステンレス車へもその改造の困難さを克服しながら先頭車化改造された例はありますが、私鉄では都市近郊部の大手私鉄の場合、元々は国鉄とは異なって短編成で製造され、その後長編成化に伴って逆に元は先頭車だった車両に対して中間車化改造を施されたケース(例:京成赤電タイプ形式や東武8000系などがその代表)のほうが多数で8800形のような先頭車に改造されたケースははっきり言って希少な事例です。都市近郊部での通勤幹線を持つ私鉄ではレアケースとなった先頭車化改造が行われた例の一つに西武赤電系列のうちの一つであった湘南形の顔付きを西武風にアレンジした551系(新京成の近所でも現:流鉄の総武流山電鉄へ譲渡された車両がありました)をS30年代の一時期6両編成化するにあたって追加製造した中間車がその後、その中間車が571系へ独立するにあたって国電101系を思わせてくれる顔付きの運転台を取り付けて先頭車化改造された例がありました。