梨改め京成直通初の更新車8816編成

新京成と料理レシピと架空鉄道設立準備と

【半自動ドア機能の代わりとして】京成3000形の折り返し待ちの停車時に1/2閉機能を使用

昨日の会社からの帰りに偶然見かけられたものです。この日は京成津田沼のいつも帰りに乗ってる電車の時刻にも余裕で到着できましたが、これから乗ろうとしてる新京成京成千葉線からの直通松戸行きがやってくる前に京成車のちはら台行きが停車してる時、ちょっと変(というかこの後「これ見るの久々」とも思えても来るのですが)に見えました。

 

ホームに降り立ったらちはら台行きのドアが閉まってるではありませんか?6番線の京成津田沼始発の新京成電車もまだ来てません。

 

でも、これ、よくよく見ると3ヶ所あるうちのドアの一番中央部のドアのみが開いてました。

 

そう、これは夏の冷房や冬の暖房といった空調効果を保持するために行われるドア扱いで「戸閉半減機能」とか「1/2閉機能」とかと言われてるものです。京成線では千葉線の始発駅である京成津田沼の日中時間帯とか京成本線でも特急や快速の追越しをする東中山とかで各駅停車がよくこの機能を使って車内空調の保持に努めてるものです。

 

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一番中央部のドアのみ開いてる「1/2閉」機能を使ってるところ

 

 

 

「1/2閉」機能はJRでも線区の状況に応じて装備されてることがありますが、多くの場合は1両のうち1ヶ所のドアが常に開いた状態の「1/2閉」機能を採用するよりも1両すべてのドアを乗客がボタンを押して開け閉めする「半自動ドア」機能のほうが主流のような気がします?JRでは特に元来が近郊形車両を使ってきた線区向けに登場したE231系やE233系の近郊形仕様では「半自動ドア」機能の装備が必須になってきたりとあらゆる線区への乗り入れを想定した設計が行われている一方で、通勤形車両を運用してる線区など運用線区が限定される上、製造両数も近郊形線区向けの車両以上に多くなることが想定される車両には比較的高価な「半自動ドア」機能の採用は見送り、京成などと同じような「1/2閉」機能に留めてその製造コストの削減が行われてたりもします。

 

京成でも将来的には折返し待ち時や列車追越し時に駅で長時間列車が停車する場合の車内空調保持対策で主に各駅停車で使うことになるであろう3100形の6両編成仕様では押しボタン式の「半自動ドア」機能をぜひとも採用してほしいものです。実際、各駅停車での使用がその中心となる車両に「半自動ドア」機能が付いて登場した車両は関西地区ですでにいくつか登場してます。阪神電車の各駅停車はとにかく列車追越し回数の多さと列車追越し時の停車時間の長さで定評がありますが、その最新形車両である5700系ジェットカーにはそういった長時間停車に備えて車内空調保持対策の一環として、大手私鉄通勤車両としては初の試みとして「半自動ドア」機能が装備されました。

 

昨今の新形コロナ感染防止対策で行われてる車内換気対策については側面窓を5cmほど開けた状態にすれば解決することです。駅に停車した時に車両すべてのドアが開いてしまうよりは断然こちらのほうが車内空調の保持には有利です。JRのある線区ではコロナ騒ぎ後、これまでは半自動ドアでドア扱いをしてきたものの、車内換気対策の観点から半自動ドア扱いを中止し、全自動扱いに変更してしまったケースもありますが、これでは夏は暑いし、冬は寒い。