梨改め京成直通初の更新車8816編成

新京成と料理レシピと架空鉄道設立準備と

80000形の特徴あれこれ

今朝の出勤時、偶然乗れた新京成の最新形車両80000形。車体自体は親元ともいうべき京成3100形と共通設計で「新京成の車両」として本家から仕様変更されている部分があるなど前作の京成3000形に対するN800形の関係そのものです。この記事では写真と軽い解説でご紹介してまいります。

 

 

 

 

 

f:id:sicvf8816:20200121204917j:plain

ドア脇の袖仕切り

半透明ガラスが採用され、室内の開放感が演出されています。この袖仕切りのデザイン自体はすでに東京メトロ銀座線の黄色い電車ことメトロ1000系でも採用されています。8800形の更新工事を今後受ける編成ではここがどうなるのかが気になるところですね?

 

 

 

f:id:sicvf8816:20200121205119j:plain

背もたれが高くなった座席

これは「ハイバックシート」といって長時間座っていてもより疲れにくい工夫がなされている座席です。欠点としては外から見ると窓部分にも室内の背もたれが見えてしまうことで、ここが今一つですね・・・これがロングシートクロスシートとを変えられるタイプの座席(京王新5000系、東武東上線50090系etcに採用されています)であればまだ納得できるのですが?

 

 

 

f:id:sicvf8816:20200121204949j:plain

ドアの室内側

ドアの室内側には新京成の車両としてはH8年度に製造された8900形8938編成以来23年ぶり、京成通勤車に至っては何と3100形が初採用となった化粧板仕上げが採用され室内のステンレスによる冷たさを払拭させています。元々化粧板仕上げで登場していた8800形でも後天的改造で今や6両編成×2本を除き室内側ステンレス剥き出しのドアへ交換されましたが、これによって「8800形=ドア室内側はステンレス剥き出し」のイメージが定着してしまったようです?鴨居部は8800、8900形更新車やN800形のN858編成ではステンレス剥き出しドアのイメージに合わせてグレーでしたが、80000形では室内側が化粧板仕上げになったためか黒になっています。

 

 

 

f:id:sicvf8816:20200121204630j:plain

空気洗浄装置とデザインパースの画像にはなかった出入り口中央部の吊り手

80000形と京成3100形では京成グループの通勤車両として初めて空気洗浄装置を設け、より快適な車内環境が期待できます。

 

もう一つ、デザインパースには描かれていなかった出入り口中央部にも線路横手方向の吊り手が設けられました。ただ、ここに吊り手を多く設けても駅での乗降に支障をきたす恐れがありそうで、それだったら座席部にそれを設けてほしかったですね?この東京メトロが発祥な三角形の吊り手は今回からは新京成のオリジナルではなく親会社の京成3100形でも共通で採用されました。