梨改め京成直通初の更新車8816編成

新京成と料理レシピと架空鉄道設立準備と

仕様変更を繰り返してきた結果が???

下の2枚の写真を見比べてみてください。この写真の車両は京成3000形の設計を基本にして登場した新京成N800形なのですが、親元的な京成3000形は初登場以来毎年増備が行われたのに対し、新京成N800形は車両更新時期を見計らいながらの増備だったためにH17年度に最初の編成N818編成が登場してから最終編成になるN858編成が登場するH30年度までの13年間という期間の割に増備本数は少なく平均して3年間隔で増備が行われていた計算になります。特にN818編成の次の編成であるN828編成が増備されたのはH23年度とこの間、6年間も車両増備が再度中断していました。それだけに3年後に車両増備が行われることになると自然と仕様変更が伴ってしまうものです。

 

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上・N818~838編成、中・N848編成、下・N858編成

4次車に当たるN848編成の室内写真はここにはありませんが(ブログ管理人がまだ撮影してないようです?)、N838編成までの室内配色+ドア上鴨居部に旅客案内LCD画面(横に細長いタイプ)が設けられたいかにも従来のN800形の内装配色+最終編成になるN858編成への橋渡し的な過渡期的な仕様です。

 

 

 

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N848編成限りの仕様の一つ従来配色+ドア上LCD画面

 

最終編成になるN858編成では前年から開始されていた8800形への更新工事で採用された室内配色へ変更されましたので遠目見では8800形の更新工事車と見間違えられやすいです。N800形の最後の増備を飾る仕上がりの仕様です。

 

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~参考~8800形更新車の室内

 

 

 

さすがに最初の編成であるN818編成の増備から6年間も開いているだけに次に登場したN828編成からは優先席部の吊り手は令和の今、N818編成でしか見られなくなった黄色い三角形(別名カレーピラフのオムスビ)からオレンジ色の三角形に変わっています。黄色い三角形は2~3年前までだったら8900形でも見ることができましたが、8900形でも8983編成を除き更新工事が施工されていてこの時に優先席部の吊り手もオレンジ色の三角形へ交換されてしまいました。

 

ちなみにN800形の前作である8900形ではH5年度に8918編成が初登場し最終編成となった8938編成が登場するH8年度までは約3年間とそう期間も長くなく製造された時点での仕様変更といえば現在のジェルトピンクになる前の登場当時の外観カラーリングに用いられていたアクセントとして細く入ったチェリーピンクの帯が視認性が今一つよくないという社員からの指摘でより鮮明な色として赤帯に変わった程度で、内装面に至っては3本ともすべて仕様変更はなされず同一仕様で製造されました。新京成で今や半ば当たり前となってきた三角形の吊り手も8900形がステンレス車体とともに初採用でした。