梨改め京成直通初の更新車8816編成

新京成と料理レシピと架空鉄道設立準備と

新形車両80000形営業開始+在来車のこの2本にとある動きが・・・???

新京成ではかねてよりアナウンスされていた新形車両80000形の営業運転が12月27日(金曜日)より開始されました。ただ、27日の営業開始当日は80000形にとっては年内で唯一の平日ダイヤの日で朝のラッシュ時間帯には新津田沼折返しの列車が京成津田沼行きと交互に走るダイヤが組まれていますが、80000形はくぬぎ山~新津田沼間を1往復するのみというまさしく「お試し」的な走りでスタートを切りました。昨日の朝、出勤時に早速終日運用に入った80000形を見かけました。急に現れたので写真には撮影できませんでしたが、確かに新京成の伝統的なアイテムの一つ「円形のドアステッカー」は営業開始の時点ですでに貼り付けてありました。前作のN800形では営業開始の時点ではまだドア窓に円形ドアステッカーの貼り付けは行われていなかっただけに今回の80000形は「営業運転に供される車両がまだステッカーが貼られていない状態の試運転姿では不味い」と感じたところでしょうか?この円形ドアステッカーはかつてはそれこそあらゆる関東大手私鉄に使われてきたのですが(ex新京成の親会社である京成、京王、東急etc、現在では1500形、600形でしか見られない京急とかつての西武、都営地下鉄は同じ円形でもデザインが異なっていた)、その後の大手各社ではデザインの変更によってこの円形ではなくなり、平成中盤以降でこのデザインを使い続けている鉄道会社は我が新京成のみとなりました。この新形車両80000形は室内造作がプレスリリースにあった完成予想パース画像とは異なっている部分がありました。それはドアの室内側で完成予想パースの画像では複層ガラスを使っていることがわかるようなガラス押えが描かれていたのですが、いざ、完成し営業入りした実物を見てみたらそのドア窓のガラス支持方法が京成3000形の後期製造編成(こちらのドアは室内側もステンレス剥き出しで絵に描いてみるとシルバー系の共演となっている)と同じようなアルミ製のHゴム状のものでその「安っぽさ」に少し落胆しました。京成3000形後期製造編成に対して室内側が化粧板仕上げになった点はこのドアパーツ自体はステンレス無塗装仕上げにも化粧板仕上げにも両方に対応しているのかもしれません?

 

 

今回の新形車両80000形の営業開始に先立ち、在来車の2本に少し気になる動きが見られたのです。8800形の8814編成とタヌキくんのジェルトピンクに塗り替えられた編成で、ともにネットのwikipedia記事(新京成電鉄8800形電車)やツイッター情報からわかったものです。

 

まずは8800形の8814編成から。

 

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この編成、8両編成時代松戸方のクハが「8888号車」だったことで知られている編成でしたが、去る12月中旬頃、会社帰りにいつも使っている列車の運用にこの編成が入っていたので「この日は京成乗り入れ非対応編成が代走したのか?」と思ったものでした。実際、京成千葉線に直通するために必要な誘導無線アンテナがクハについていなかったのです。しかし、後日8800形のwiki記事を見てみたら何と驚く事柄が・・・はい、8814編成はR1年10月に京成直通対応編成に格上げ改造されていたのです。ただし、上の写真はまだこの編成は京成直通非対応の編成として扱われていた頃のものです。なのでこの写真の8814編成には京成直通対応編成であることを示す前面窓上部の京成線内で使う可能性がある急行灯と京成千葉線内で使用している運用番号表示器がまだ増設されていません。

 

 

 

一方のタヌキくんのジェルトピンク編成。

 

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こちらは8814編成とは正逆に京成直通対応を解除され8900形などと同じような「京成直通非対応車」の扱いとなったようです?それを裏付けるようなこととして新京成では去る11月中旬頃より行先表示を順次駅ナンバリング併記対応形へ幕式の編成では交換、LED式の編成ではプログラム変更を行って対応していたのですが、ジェルトピンクのタヌキくんの編成は未だに駅ナンバリング併記形対応になっていなかったのです。実は、80000形営業開始後、こう車両を配操したかったらしいのです?80000形の営業開始によって例によってその「数の上での」代替で廃車が発生しますが、その「最終的なこととしての」廃車候補が何とあのジェルトピンクのタヌキくんの編成ということになってしまったらしいのです?ジェルトピンクのタヌキくんは京成千葉線直通対応編成。これをそのまま廃車してしまうと京成千葉線直通対応編成が減ってしまうことからその補填として従来は京成直通非対応編成だった8800形の8814編成を京成千葉線へ直通できるように対応編成化改造を行い京成千葉線直通対応編成の本数を確保しつつ京成千葉線直通の可否の交換を行った上でジェルトピンクのタヌキくんを廃車できるようにしたらしいのです?

 

新形車両としてデビューした80000形はここ最近の新京成の習慣に則っていけば、今後は少なくとも3年間は2本目の増備は行われなさそうです?前作のN800形ではH17年に初登場してから毎年増備されてきたわけではなく、最終増備は80000形登場の前年のH30年のこと。それで5編成しかないのであれば今回の80000形でも1本あたり平均3年間隔での増備となりそうです?