新京成の裏路線？？？

タイトル名の「裏路線」・・・テレビ番組の番組Aと同じ時間帯に別のチャンネルで放送されている番組Bなどのことを「裏番組」とよくいうものですが、新京成の走っているエリアに例えると、「新京成に対する裏路線」・・・そう東武野田線ですね？数年前から野田線などを営業している東武鉄道では路線名に洒落た愛称名を付与していて伊勢崎線には浅草～東武動物公園間に「東武スカイツリーライン」という愛称名がありますが、野田線でも同じようにして「東武アーバンパークライン」という愛称名を与えられました。でも、そこまで洒落た愛称名を付与するほどではないと思います。私的に。やはり「新京成をご利用いただきましてありがとうございます」のほうがしっくりとくるものなんですよね？

まずはあまり撮影する機会のない（というよりもその路線に乗る用事自体がまずないし、わざわざ乗りに出かける気力もない）東武野田線の車両の写真を乗せていきます。でもあとで「やっぱり新京成の写真も」って思ったりもするかもですので最後にちょこっと新京成の写真を載せてみたいかと？

８０００系

東武野田線といえばやはりこれでしょう？「白い電車」こと８０００系。偶然にも新京成の車両番号も８０００番台ですが下の写真の通り、８３００番台というのは新京成にはありません。野田線は船橋から柏、春日部を通って大宮に至る路線で東武鉄道としては十分に「本線」だという認識がありながら車両は頑固に伊勢崎線や東上線に新車を投入した玉突きでねん出された８０００系を持ってくるという状態が長年に渡って続いてきていました。まぁ、私のような古いもの好きには喜ばれるのでしょうけどもやはり、これ以上８０００系の中古車両の転属が続く恐れが出てくると思うと一般利用客としては「新しい車両を野田線に入れてほしい」と東武鉄道本社へ嘆願しかねない状態だったかと思います？中古車両を転用して賄うというさながら「国鉄ごっこ」だったりも？そういえば、その近くを走っているJR武蔵野線もやはりかつてダイヤ改正に伴う増発用として純正な新車を入れたことはあっても、以降はまた常磐快速（１０３系）や山手線（２０５系）、総武緩行線の中古車両で賄われ続けています。

車両番号

１００３０系

H２５年度、突如野田線に転属してきました。伊勢崎線や東上線の中古車両だそうです？８０００系よりは新しいとはいえこれも所詮は「中古車両」となってしまいますが、それよりも帯色が長年の１００００系列の阪急電車みたいな色のマルーン帯から爽快な窓上、ライトグリーン、窓下明るめのブルーの帯に一新され、この色調が国内を代表するコンビニエンスストア「ファミリーマート」の企業カラーと同じものなので野田線に１００３０系が転属してきて間もない頃、「ファミマカラーの電車」と言われていたことがありましたね？

６００００系

近年では急行運転をも実施するほどにまでその「本線ぶり」が認められた野田線、近年まではしつこく伊勢崎線や東上線からの中古８０００系の転用車両で賄われ続けてきた状況を打開する目的や一般利用客からの「野田線への新車投入要望」に応える形でH２７年度、野田線向けの純正な新車として登場。もう、８０００系も初登場から５６年にもなるだけにいい加減老朽化が激しくなってきていて、いつまでも野田線で使い続けるわけにはいかなくなった状況だけに、今後は野田線の車両はこの６００００系と１００００系列の中古転属の２本立てとなりそうです？実際、同じ東武鉄道の宇都宮線でも同じように８０００系の独壇場だったところ、東京メトロ日比谷線直通用の車両の２０ｍ車化によって余剰となった従来の１８ｍ車である２００００系列を改造して転用されたのに伴ってこれまでの８０００系はすべて置き換えられ廃車となりました。

やはり最後には新京成車両の写真も

新京成といえばやはりこれでしょう？「習志野タヌキくん」こと８０００形。そしてこれは何とジェルトピンク塗装化の完了が目前に控えている時期に復刻された「クリーム色地にドア部分も引き通した茶色帯いう装いです。旧８００形はこの塗装で引退してしまいましたが、「ウソ電」ではきっと「ジェルトピンクの旧８００形」も作成されているのでしょうか？