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TOMIXの205系カラーバリエーションに第3弾が登場

昨年の1月(TOMIXから205系製品化が発表された時期)、その衝撃的なニュースで同年9月下旬に発売開始されたTOMIXの205系ですが、最初の製品である山手線色発売と全く同時期、関西の東海道・山陽緩行線色の製品化もアナウンス。東海道・山陽緩行線色ではメーカーの不手際によるエラー製品(早い話がモハ205とサハ205の車体、屋根板が間違ってはめ込まれて組み立てられてしまった)があったことが判明し、TOMIXでは購入された製品をメーカーへ送って正規の仕様にしてもらうよう呼び掛けてます。

 

そんなTOMIXの205系にさらなるカラーバリエーションがアナウンスされてきました。今度は京葉線色で「京葉線の205ってあのメルヘン顔の奴?」って思われるかもしれませんが、まだTOMIXとして205系の金型は山手線仕様のドア窓が小さいタイプしか作成されていないので同じ京葉線色でも「メルヘン顔の京葉線新製投入編成ではない後年の103系を置き換えるための山手線からの転属編成」を製品化することになります。京葉線色では10両編成なのでTOMIXでは「5両基本セット」と「5両増結セット」としての発売となります。セット内容として「5両基本セット」にはクハ205、モハ205、モハ204(動力車)、サハ205、クハ204の5両、「5両増結セット」はモハ205、モハ204(MGなし床下を再現)、サハ205、モハ205、モハ204(MG付)の5両。妻面の手掛けの形状が山手線時代と京葉線転属後とでは異なっていたこと私、初めて知りましたが、TOMIXではこの差異もきちんと再現します。KATOでもやはりH18年頃に今回TOMIXから製品化されるのと同じような京葉線色で山手線からの転属編成を製品化してますが、こちらはただ単に帯色を変えたのみで妻面の手掛けの形状の差異までは再現していないようでした?もっとも、編成を組んでしまえば妻面は隠れてしまいますのであまり気にするほどでもないようです?同じく10両編成の埼京線色を製品化した際にもこのセット構成になることは確かです?実物でこそ205系でドア窓が小さい山手線タイプのグループのカラーバリエーションが発生した最初が埼京線でしたから(クハ205・204-41の編成がH2年に早くも埼京線へ転属)。金型さえあれば次は間違いなく埼京線色もTOMIXから製品化されそうです?といってもカラーバリエーションのその多くは関西地区のJR京都線で平日朝ラッシュ時に限定運用されていた207系(JR西日本の)や321系の帯色に合わせたいわゆる「アーバンネットワーク色」は別とすれば山手線へのE231系500番台投入による他線区転属で出現したものとなるのですが?TOMIXでもJR西日本の205系「アーバンネットワーク色」をぜひとも製品化してほしいですね?何せKATOからはこの色は製品化されませんでしたので。

 

なお、TOMIXでは京葉線色の製品名は正確には「前期形・京葉線色」ということになっていますが、言うまでもなく京葉線には東京延伸開業時に新製投入されたメルヘン顔を持つ後期形タイプが先客としていましたので。実物の京葉線へ山手線から転属した205系のうちTOMIXが製品化するタイプは2本しか転属がなく、そのうち1本は早くも武蔵野線の増発用としてや横浜線の増発で転属を繰り返し(これに伴い横浜線へ転属した段階で中間に入っていたMGなしのモハユニットが廃車)たのちインドネシアへ譲渡、もう1本はその後も京葉線に残り続けましたがH23年度、後継のE233系5000番台の増備によってとうとう廃車となってしまいますが、この編成は10両編成中4両(富士急行の車両としては3両編成での運用ですがこのままでは3両編成を組みことはできないのでモハ205へ取り付ける運転台を提供するためにクハ205も譲渡されたことになっている)が山梨県富士急行へ譲渡され、同社6000系6500番台として現在も活躍中です。今後、TOMIXから発売される205系のカラーバリエーションの中には「限定品」扱いになるものも出てきそうです?