梨改め京成直通初の更新車8816編成

新京成と料理レシピと架空鉄道設立準備と

【架空鉄道車両について】車両形式称号について考える

私は将来、別のHP(おそらくKDDIのやってる「JIMDO(ジンドゥー)」が有力かと思われます?)にて自分の考えた架空鉄道をやりたいと思いますが、その架空鉄道に登場する車両たちに与えられる車両形式をどうするかの問題がまた頭を悩ませるところでもありますが意外に頭の体操になりそうなほど面白く感じることもあります。その車両形式称号というものがまた各社各様でA社のものとB社のものを見比べてみたらその鉄道会社の考え方が見えてきて面白いところです。例えば、同じ「101系」でも国鉄~JRの「101系」と西武の「101系」は姿形が全く異なれば付与方法も全く異なる要領で車両番号が付与されています。特に西武のはクハとモハの番号の偶数奇数を組み合わせて4両基本編成を組み(下の編成例を参照)、中期製造車以降の車両はクハが1200番台(1201号車~)、モハユニットが200番台(201号車~)へ一番最初に製造されたクハ1101号車、モハ101号車以来の通しで番号が付与されさらに後期製造車両では前面形状が変更され国鉄201系を思わせられるようなブラックフェイスが採用されたこと(通称「新101系」)もあり、さながら「西武の201系」といってもいいくらいの風貌です?

 

西武101系編成

4両編成

クハ1101(奇数)-モハ101(奇数)-モハ102(モハ101の偶数番号車)-クハ1102(クハ1101の偶数番号車)

 

6両編成(初期~中期車のいわゆる「旧タイプ」のみ)

クハ1101(奇数)-モハ101(奇数)-モハ101(偶数)-モハ101(奇数、中期車はハイフン付き)-モハ101(偶数、中期車はハイフン付き)-1-クハ1101(偶数)

 

8両貫通編成(「新タイプ」と並行増備されたいわゆる「301系」)

クハ1301(奇数)-モハ301(奇数)-モハ302(モハ301の偶数番号車)-サハ1301(奇数)-1-サハ1301-2(サハ1301のハイフン以下偶数番号車)-モハ301(奇数)-1-モハ301(偶数)-2-クハ1302(クハ1301の偶数番号車)

 

国鉄~JRの新性能車と同様、モハユニットは奇数番号車にパンタグラフ、主制御器を搭載、偶数番号車にMG(電動発電機)、CP(電動空気圧縮機)といった補器類をそれぞれ搭載

☆6両編成以上を組成する場合に連結されるモハユニットと301系のサハはハイフン付き

 

 

 

 

車両形式称号のタイプにも多数ありますが、その前にその鉄道会社全体に関する方針がわかってしまうところですが、多数の「形」が付与された車両を総くくりして「系」としているところがあれば、たとえ10両もの長大編成を組んでいる車両であっても「形」(都営地下鉄、京成、新京成京急小田急etc)としているところ、鉄道会社の発足から初期の時代には「形」を使っていても、その後の車両数の増加で車両管理がやりやすいよう「系」へ変更したところ(「形」を「系」と呼称する方針に変わった当時の営団地下鉄とか)、新性能車両(私鉄でいう高性能車両)登場以降はたとえ単行運転が可能な両運転台車両1形式しかない場合であっても専ら「系」を使うことになっている国鉄~JR(JR四国は同社独自称号によりこれには当てはまらない)のようなケースも。

 

四国を除くJRの場合、「クハ〇〇〇」や「モハ△△△」といった形式の後にハイフンを入れて1~や各種番台区分によって例:1001~を付与していく要領(「クハ205-1」とか「モハ113-2001」など)はわかりやすく合理的ですが、これはJR各社の前身であった国鉄があまりにも規模や車両数が多大だったことから形式称号の制定にもかなりの苦労を強いられていることが想像できるところです?

 

一方で大手私鉄各社(東京メトロや大阪メトロはどちらかといえば大手私鉄の分類)や公営地下鉄事業者ではJRとは全く異なった形式称号をそれぞれで制定していて、多くの鉄道会社では連結位置や編成番号がわかりやすいようにしていることも多く、4桁や5桁の形式番号の十位と一位の数字で編成内での連結位置や編成番号を表すパターンが多く見られます。東京メトロ(旧営団地下鉄)では6000系などの4桁番号を持っている系列(東西線5000系、日比谷線3000系ではこの例には当てはまりません)では百位の数字で編成内での連結位置を、十位と一位の数字で編成番号を表し、05系などの0系列では系列名の数字以下にハイフンを付けハイフン以下、百位で連結位置を、十位と一位で編成番号をそれぞれ表す(例:「05-101」など)ようになっています。

 

小田急、京王では車両形式名を表す「系」と「形」は両社で異なりますが、4桁の形式名の十位を+50番台にして偶数、奇数の区別やM車やT車といった区別を行っています。でも、十位で+50番台では大量製造が見込まれる車両形式に対してすぐに番号溢れが発生してしまいそうです?京王7000系には「7777号車」というゾロ目番号の車両だってあります。

 

東急8500系は最終的に400両以上もの大量増備が行われた結果、特にM車ユニットの割合が大きく、また東急の車両管理上、東武8000系の後期製造車のように5桁の番号にすることはできないことから後期製造車にはデハ「07**」とかデハ「08**」といったユニークな番号を持つ車両もあります。

 

東京メトロの4桁番号を持つ系列の要領に準じた形式称号を採っているのが大阪メトロ(旧大阪市営地下鉄)の御堂筋線10系と20系(アルミ車体のタイプ)で、こちらは東京メトロで言えば東西線5000系と同じように百位では連結位置ではなく車両の持つ機能を表し、十位と一位で編成番号を表す方式です。

 

関西大手私鉄の花形である阪急では同じ例:8000系列の形式でも京都線系統向けの車両のみ8300系として神戸・宝塚線系統向けとは基本になる系列名+300番台で区別しています。同じ阪急でも京都線系統向けの車両のみ+300番台で区別を行っているのは神戸・宝塚線系統と京都線系統とでは車体のサイズのみならず搭載している機器類のメーカーに相違があるためです。かつては宝塚線向けの車両では走行速度が低かったために出力を抑えたバージョンを表す+100番台(例:1100、2100、3100、5100の各系列)があったり、試作的な要素がある車両では+200番台(例:電機子チョッパ制御試作車の2200系、JRの6扉車と同様、座席収納が可能な8200系)とされています。阪急でもまた今後新形式車が登場したとしても5桁の番号を持つ系列が登場することはないかと思われます?現段階での最新形系列である新1000系列よりもさらに技術が進歩し、新形式車が登場することになってもおそらくは新2000系列になるものかと思われます?

 

大手私鉄や地下鉄でもまた形式称号上、車両番号の構成にJRと同様にハイフンを用いるケースもあり、現に京成系列や都営地下鉄の車両にハイフンの入った車両番号が見られます。京急にも今回増備される予定の新1000形の最新バージョンである1890番台でもハイフンを用いた方式での番号付与が京急では600形以来25年ぶりに採用されます。現実で採用されている京成系列や都営地下鉄でのハイフンはハイフン以下の番号で編成内での連結位置を表す方式ですが、架空鉄道であれば現実のそれとは正逆にハイフン以下編成番号の数字を表してもいいかと思います?たとえば、1000系(形)という系列名の車両があり、十位と一位で連結位置を表し、百位は将来の増備途上での仕様変更された際の形式区分(例:1100系とか1500系など)に活用し、ハイフン以下の数字で編成番号を表すというものです(車両番号「1001-1(編成)」)。

 

以下に都営浅草線関係の代表的な車両の形式称号を書いていきます。各編成ともに左手側が京急線三崎口より、右手側は京成線成田空港よりとなります。車両形式番号にある*は編成番号をこの位置で表していることを示します。

 

 

京成3700形

[M’c37*8-M37*7-T37*6-M37*5-M37*4-T37*3-M37*2-M’c37*1]

 

京成3000形(6両編成の場合)

[M’c30**-8-M30**-7-T30**-6-T30**-3-M30**-2-M’c30**-1]

※1:北総線系の車両についても北総鉄道所有車(7000番台)、千葉ニュータウン鉄道所有車(9000番台)ともに親会社である京成と共通の要領で車両番号が付与されます。

 

都営5300形

[Mc53**-1-T53**-2-M53**-3-T53**-4-M53**-5-M53**-6-T53**-7-M’c53**-8]

※2:5300形の置き換え用として現在増備が進められている5500形についても5300形と共通の要領で番号が付与されます。

 

京急1500形(都営線以北へ直通可能な1700番台の場合)

[M’c1701-M1702-T1900-T1900-M1703-M1704-M1705-M’c1706]

※3:1500形1701編成はH24年秋の土砂崩れによる被災により現在は廃車となっています。また1700番台の2本目以降は新京成8800形等の製造当時と同様な続番で付与され2本目は1707編成となります。2100形、新1000形についても最新増備車となる1890番台以外はすべて1500形と同じ要領で番号が付与されます。

 

京急600形(8両編成の場合)

[M’c60*-1-M60*-2-T60*-3-T60*-4-M60*-5-M60*-6-M60*-7-M’c60*-8]