梨改め京成直通初の更新車8816編成

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205系東海道・山陽緩行線(京阪神緩行線)仕様も来年発売されます

今年の春。コロナ禍(か)の非常に初期の頃、その衝撃的な情報が発表されていることがわかりました。これまで長年にわたって完成品モデルはTOMIXにとってはライバル的なメーカーであるKATOの独壇場(H18年頃よりマイクロエースもこの系列の模型化に参入してきましたが)であったあの205系がついにTOMIXからも発売することが発表され、まずは205系発祥の線区である山手線色から製品化することとなり、その製品が去る9月下旬に発売開始されました。山手線の次に205系を投入した線区は早速、関西地区で大阪環状線に並んで103系などが使われていた通勤形線区の一つである東海道・山陽緩行線(通称「京阪神緩行線」、京都~西明石間の国電区間)へスカイブルーの帯を巻いた7両編成が4本投入されました。この当時、東海道・山陽緩行線では103系は日中時間帯の運用が中止されて201系と205系によっての運転でしたが、いかんせん201系のほうが圧倒的に本数が多く、4本しか登場しなかった205系はレア車扱いされてもいたようで東海道・山陽緩行線で205系に遭遇できれば(乗れればさらに最高)それは幸運の持ち主であったことがわかります。そんな関西にも早速進出した205系である東海道・山陽緩行線仕様もTOMIXから製品化されることが今年9月10日に発表されました。ちょうど山手線色の製品の発売開始の直前のことでした。

 

 

 

品番

98715

 

品名

JR205系通勤電車(京阪神緩行線

 

価格(左・本体価格、カッコ内右・10%税込み価格)

21,200円(23,320円)

 

発売月

2021年2月

 

 

 

製品の特徴を一部書いていきますと

☆非ATC仕様を再現(列車無線アンテナが中心線上にある屋根板、山手線ではATCだったが東海道・山陽緩行線では模型化設定時期のATS-P形へ変更された床下機器)

JR西日本タイプの前面スカートを新規作成

☆前面行先表示は交換式で印刷済みパーツを装着済み。交換用パーツ付属

 

 

 

製品の内容(車両のみ)

クハ205

モハ205

モハ204(M)

サハ205(サハを抜けば阪和線へ転属した6両編成としてもお楽しみいただけます)

モハ205

モハ204(T)

クハ204

 

 

 

今回の東海道・山陽緩行線仕様は実物に合わせ7両一括セットでの発売となります。

 

車両番号はTOMIXがかねてより得意としてきたインレタを貼り付ける方式で今回の東海道・山陽緩行線仕様では実物では4本しかなかったのでその4本分のすべての車両番号が収録されそうです?(山手線仕様では国鉄時代製の最後のほうの編成4本分が収録されていると別のブログ記事から分かった)

 

前面表示の交換パーツは製品の時期設定が山手線仕様と同じくH12年頃で、この時期、東海道・山陽緩行線の201系も含めて205系はメインな京都~西明石間のみならず朝晩に京都~草津間や西明石加古川間、尼崎より福知山線(大阪~篠山口間の愛称:JR宝塚線)へ新三田までの乗り入れも行われていたのでJR京都・神戸線関係の「京都」、「高槻」、「大阪、「神戸」、「西明石」のみならず朝晩に延長運転をしていた琵琶湖線草津」やJR神戸線加古川」、JR宝塚線新三田(201・205系で新三田行きとして走る場合、「JR宝塚線(この部分はJR宝塚線のラインカラーであるカナリアイエロー地)|新三田」という幕を表示していた)や湖西線へも堅田まで乗入れていたことがあり「湖西線堅田」も含まれそうですね?

 

ここで蛇足ですが、JR宝塚線の「新三田」行きの表示幕が201系も含めて2種類あったのをご存じでしょうか?1つは先述の「JR宝塚線新三田」でしたが、もう一つ、ただ単に行先のみの「新三田」という表示幕もあったのです。この2種類の表示はきちんと使い分けられていてJR宝塚線が分岐する尼崎まではJR神戸線神戸方面との誤乗防止のために尼崎から先の直通先の路線名を併記する必要があったのに対し、尼崎から新三田の間は別に誤乗する可能性もなく行先のみの表示でも十分ということの違いです。両社の切り替えは尼崎を出発してからのタイミングで行われていたようですが、時折塚本を出たタイミングで表示を切り替えていたこともあったようです?なお、当時、乗務員によっては京都や高槻からの始発駅の時点から「JR宝塚線」表示のない単なる「新三田」表示を全区間で表示していたこともあったらしいです?ちなみに当時、京都~新三田間で朝夕運用されていた103系宮原車については尼崎から先JR神戸線方面へは乗入れないことになっていたことから201・205系では誤乗防止のために収録していた「JR宝塚線」表示付きの「新三田」はなく、103系宮原車では新三田行きの場合、全区間で単なる行先のみの「新三田」表示で運転されていました。それにしても「新三田」表示が2タイプきちんと再現されれば相当マニアックな仕様の交換パーツのラインナップになりますね?