新京成の法則いろいろ
この記事では新京成にまつわる法則をいろいろと書いていきます。
~車両面~
1・京成直通対応装備の有無
新京成全26本(全編成6両)中
京成直通対応編成は
★タヌキくんこと8000形の最後の1本となってしまった8512編成
★8800形のうちいわゆる「B編成」と呼ばれるグループ4本のすべてと8801、8802、8803、8811、8814各編成の9本
★N800形全編成5本
で全部で15本
一方の京成直通非対応編成は
☆8800形のうち8805~8807までの各編成と8809、8810、8813、8815各編成の7本
☆8900形全編成3本
☆80000形1本
で全部で11本
と4本分京成直通対応編成のほうが多いことがわかります。
2・室内の吊り手の形状
新京成では一般的な丸形と東京メトロやJR東日本などでもおなじみな「オムスビ形」をした三角形(京成系列のバス会社などで盛んに採用されている「五角形」とは異なります)の2タイプの吊り手が使われていますがこれについて分けると
丸形
★8000形8512編成1本
★8800形のうち更新を受けていない編成10本(現在8803編成が更新工事施工中で、これが出場すると9本)
で11本(8803編成の更新施工後は10本)
三角形
★8900形全編成3本
★N800形全編成5本
★80000形1本
★8800形のうち更新工事を受けた編成(施工順に8807、8810、8816、8802、8803[現在更新工事中])4本(8803編成の更新工事が出場すると5本)
で13本(8803編成の更新出場後は14本)
とこちらも最近では三角形のほうが多くなってきています。
3・8800形「B編成」について
8800形は元々8両編成×12本として登場していましたが、京成千葉線直通に対応させる必要性や、新京成の近年の「全面6両編成化」施策により現在では6両編成×16本へ「1両の廃車を出す」ことなく編成替えが行われました。この編成替えの過程で元々8両編成だったところから2両を引き抜くとちょうど6両編成が4本組むことができるので、編成から引き抜かれた余剰車両をかき集めて6両編成1本を改造で組成したグループが「B編成」と呼ばれるグループです。
この「B編成」は元々の8両編成時代の種車の車両番号末尾がすべて偶数であったこと
6両編成化後の編成番号は必ず「4の倍数」であること
そして何よりも「B編成」はすべて京成直通対応編成であることです。これは余剰中間車(サハ)へ先頭化改造に伴い取り付けられた運転台に京成直通対応の装備が同時に取り付けられていたからかと思われます?
この「B編成」でも行先表示器が「幕式」のままのとフルカラーLED式へ交換されたがちょうど2本ずつあります。
~ダイヤ、運用面~
1・京成直通対応編成専用の運用とその指定がない運用
新京成では日中時間帯、京成津田沼から京成千葉線へ直通運転を行っていますが、京成千葉線へ直通する列車は京成線内で必要な装備品を搭載している必要があり、京成直通対応編成しか充当できない専用の運用があります。一方で、新京成線内のみでの運転列車では必ずしも京成線内での装備品の必要性はなく京成直通非対応編成グループの編成も充当可能な「新京成全編成が入ることが可能」な運用(決して「京成直通非対応編成充当が所定」というわけではありません)があり、8900形や8800形の京成直通非対応編成、80000形といった京成直通非対応編成は後者の運用で遭遇することができます。
2・日中時間帯の松戸、京成津田沼では発車番線が固定
日中時間帯、京成津田沼では京成千葉線への直通運転を行っている関係から
5番線・・・・京成千葉線直通列車
一方、松戸でも
7番線・・・・京成津田沼行き
8番線・・・・京成千葉線直通千葉中央行き
というように発車番線が固定されています。なので松戸でも「8番線に京成直通非対応編成が入ってくる」のは朝ラッシュ時しかその機会はありません。