梨改め京成直通初の更新車8816編成

新京成と料理レシピと架空鉄道設立準備と

京急線神奈川新町付近の踏切で脱線事故

今日の会社での昼休み。テレビで京急線の踏切で列車がトラックとぶつかり、列車(京成青砥発三崎口行きの快速特急で車両は新1000形ステンレス車の8両編成)の前3両が脱線する事故のニュースが報じられてました。踏切にはトラックの積み荷の箱に入った柑橘系の物体(帰ってからのネットのニュースでこの物体はレモンだとわかる)が散乱し、事故現場付近の地図がテレビに映し出され、踏切のすぐ近くにまいばすけっと(ローソンストア100のイオン系列版)があることから、最初、私は「この事故のトラックは踏切付近にあるまいばすけっとへの納品」かと思っていました。そしたらこれも帰ってから「横浜市内から千葉県成田市へレモンを運んでいる途中」ということがわかりました。実際、事故のトラックのトラック会社が千葉県香取市に所在だったからです。

 

 

それにしてもあの「先頭車はモーター搭載仕様(JRでいうクモハ)が強制されている」京急で車体の傾きが激しい脱線を起こしてしまったとは信じられません。普通、標準軌(1,435mm)で先頭車はすべてクモハであれば線路幅が広い上にクモハは車体重量が重い(JR東日本のE233系とかではクハはとにかく重量が京急とは比べ物にならないほどに軽い)好条件が重って車体が横転寸前まで傾く脱線までには至らなくて済む可能性が高かっただけに今回の踏切での脱線事故はその神話も崩壊してしまったことになります。

 

 

そういえば、話が今日の京急線での踏切事故とは大きくそれてしまいますが、今から35年前のS59年5月、神戸市内の阪急神戸線で起きた阪急六甲駅での脱線事故(こちらは電車同士がぶつかった事故だった)でも事故に関わった阪急2000系と山陽3050系はともに進行方向大阪方(阪急2000系は神戸方もだったかと思われる?)の先頭車は京急と同様、モーターを搭載したクモハ車でしたが、それでもそれなりの被害が発生しました。この事故では事故当時、阪急神戸線の神戸市内部(阪神や山陽、神戸電鉄も同様)が自社乗務員を保有しない特殊条件下に置かれている神戸高速鉄道と直通している関係上、阪急六甲駅での被疑者役となった山陽電車は直通先の阪急線内でも山陽電鉄の運転士によって運転を行っていて運転取り扱いもすべて阪急線内でも山陽電鉄のルールで運用していたことから、事故を起こした列車に乗務していた運転士が「自分の列車が遅れている」と勘違いして列車を赤信号のままで出発させるスイッチを動かして列車を出発させたもので、阪急の運転士には山陽電鉄の車両の運転台に付いているスイッチのことは一切わからず、その鉄道会社の乗務員ごと他社線まで直通してくるタイプの直通運転ではこういった問題が起きてきます

 

マスコミの間では「踏切内にいたトラックを跳ね飛ばした京急が悪い」との報じ方も散見できますが、ダイヤ通りに列車を運行しているところへ無理に狭い踏切を渡ろうとしたトラックのせいで京急の運行を妨げたわけですから「悪いのはトラックであって決して京急なり(阪急六甲駅での脱線事故を起こした)阪急が悪い」わけはありません。