梨改め京成直通初の更新車8816編成

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【3700形】「訳あってこうなった」3748編成

昨日の朝、京成津田沼では先の記事で取り上げた3700形の第1編成による「快速|京成上野」行きのほかにも千葉線の土休日B03運用にもこれまた非常に特徴的な編成が入ってました。「なんやごく普通の3700形やんか」なんて思ったらあかんよ!!そう3748編成でした。

 

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見たところ「ごく普通な3700形」のように見えるのですが・・・?

もうこの写真の時点でおかしなところがあるのがわかりますね?ww

 

 

 

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いつ見てもこの編成はなかなか遭遇できるものではないためかついつい縦カメで「お顔」を撮影

 

 

 

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3748編成の成田方から2両目の車両の異変に気が付き撮影

同じ車両にもかかわらずパンタグラフが車体成田方はオーソドックスに下枠交差形に対して上野方はシングルアーム式の2タイプが搭載されてたのです。この点からも「訳あり編成」感が強く感じられてきます。この車両(現:3742号車)はH7年の登場時から北総鉄道リース時代にかけて成田方から数えて5両目に組成されてた車両でパンタグラフが1基しかなかったところ「6両編成化された理由」によって編成成田方から数えて2両目に組成しなければならなくなり、パンタグラフの増設もしなければならない事態に陥ってしまったのです。このように同じ車両ながら異なる形状のパンタグラフが搭載されたケースとしてはこれも後年の増設によるものでしたが、かつてJR中央快速線の今は亡き201系の霜取りパンタグラフ搭載車を増やした際にもモハ201に1両のみありました。

 

 

 

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お見送り撮影

 

 

 

3748編成が6両編成化された理由ですが、これはこの編成は赤電形式の最後の形式であった3300形(とそれをリースした北総鉄道7260形)の完全引退の時期から北総鉄道へリースされていたのですが、そのリース中に京成青砥駅での脱線事故に遭遇し、編成中の成田方から本当に2両目に位置してた車両(京成としては旧3742⇒北総鉄道リースにより7822号車)が大きく損傷してしまいます。損傷した成田方から2両目に位置してた車両と対となるもう1両の中間車を編成から外して6両編成化し、急遽京成へ返却されたものが現在の形としての3748編成なのです。