梨改め京成直通初の更新車8816編成

新京成と料理レシピと架空鉄道設立準備と

【乗務員室直後のスペースの使い方】N800形では座席でも8800形やかつての旧800形ではここは立ち見コーナーだった

新京成保有する形式は古い順に8800(S61~)、8900(H5~)、N800(H17~)、80000(R1~)の4形式がありますが、このうち、乗務員室直後のスペースは8900形では助手席側が車椅子スペースとなり実質的に立ち見コーナーとなってますが、その後のN800形と最新形式である80000形では親会社の京成のベース車種の基本設計を使ってるために乗務員室直後のスペースには2人分の座席があります。一方、8800形ではその前の新京成のモデルであったタヌキくんこと8000形と同様、窓割とドア間隔の関係から乗務員室直後は完全な立ち見コーナーとなっててタヌキくんが引退してしまった今となっては8800形が唯一、立ち見で前面展望が楽しめる形式となりました。

N800形の乗務員室直後の座席

同じ800繋がりのネタですが、かつて新京成で走ってた旧800形では今のN800形と同様に乗務員室からドアまで座席を設けられそうな広さ(開閉可能な2段窓が1個あった)がありましたが、N800形とは異なり、このスペースは座席がなく立ち見コーナーとなってました。旧800形は初登場がS46年度とこの頃は高度経済成長期の時代だったので出来る限り多くの人を詰め込めるよう乗務員室直後はドアまでの距離がありながらあえて座席を設けずに立ち見コーナーにしたものかと思われます?私の場合、会社帰りになぜ座らずに立って前面展望したいのかというと、仕事が終わった後は気が楽になったためか帰りの電車で立ったままでもしんどくはないこと、立ち見だと運転手さんのハンドル操作が見やすいこと、そして降りるべき駅に着いたらすぐにドアから降りられるからですが、今それができる形式は8800形しかなく(今後、80000形の増備が進んでくとその分の8800形幕車編成が置き換えられてしまい、リフォーム工事を受けた9本のみしかその立ち見が楽しめるチャンスがなくなってしまう)、会社帰りにいつも乗ってる電車に乗務員室直後が座席になってるN800形がやってくると「新しいのはいいけどもちょっとハズレでもある?」って思ってしまいます。

 

N800形でも旧800形と同じように乗務員室直後のスペースは立ち見コーナーにすればとも思うところですが、N800形はこれまで登場させてきた8900形までの形式とは異なり新京成で1から設計されたわけではなく、親会社の京成3000形という図面設計上ではすでに完成した車両形式に新京成で手を加えた形(京成3000形とは異なる点として非常に目立つもので内装色が異なってたり、吊手が三角形であること)で登場させた車両なので乗務員室直後のスペースを立ち見コーナーにするといった新京成でのアレンジをするわけにはいかなかったらしいです。ちなみに、旧800形も含めてそれ以前の新京成の車両では(たぶん京成からの移籍車は除くかと思われますが?)乗務員室直後からドアまでのスペースには座席は設けられてなかったようです?

 

その良さ見直されてくれないかな~立ち見コーナー・・・